

福岡市(ふくおかし)は、九州の北部にある福岡県の西部に位置する市である。福岡県の県庁所在地であり、政令指定都市に指定されている。
福岡市は、九州地方において最大の人口規模を有する都市である。同市を母都市とする福岡都市圏は都市雇用圏として全国第5位の人口を擁し、北九州市(北九州都市圏)とともに形成する北九州・福岡大都市圏は日本の4大都市圏に数えられる。同市の主要産業は第3次産業であり、国の出先機関や全国企業の支社などが数多く設置されたことで九州地方における中枢管理都市として発展してきた。人口(夜間人口)は全国の市で札幌市、神戸市に次いで第6位の約150万人で、昼間人口は第6位の約165万人である。副都心の香椎や西新は高校や大学など教育機関が集積する学生の街としても知られ、人口に占める学生の割合は大都市では京都市に次ぎ、東京23区とほぼ同率の3番目である。 現在の市長は第35代高島宗一郎市長。
福岡市の玄関である博多(はかた)及び博多湾は古代から大宰府の外港として発展し、渤海や支那大陸方面との貿易・交流や軍事の拠点として利用された。鎌倉時代にはモンゴル帝国による『元寇』に於ける主戦場となり、戦国時代初期頃には自治都市として繁栄していたが、末期頃には貿易による利益に注目した九州・中国地方の諸大名による侵略と支配を受け、その後豊臣秀吉の手で再び復興された。江戸時代に博多の那珂川対岸に黒田氏が福岡の元(黒田氏の出身備前福岡。現在の岡山県瀬戸内市福岡。当時、備前福岡の市が西国一繁栄していたと言われその縁起の良さから命名した。)となる福岡城とその城下町を整備し、「城下町・福岡」と「商人の街・博多」で分担が可能な「双子都市」が成立した。また黒田藩は博多の町人自治を認めたため、博多では豊かで気品に満ちた町人文化が育まれた。明治維新の際に福岡と博多は再編され一つの地域区分となり、行政上の名称は福岡市となった。